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特別酒

2022年1月特別酒:笹一 熟成純米吟醸

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Price¥6,000

2022年1月特別酒:笹一 熟成純米吟醸

熟成した綺麗な純米吟醸酒です。

お届けするのはつけたろう酒店の2022年1月の特別酒です。

■お届けするもの

①笹一 熟成純米吟醸
②特別酒にまつわるお話をまとめた小冊子
③日本画家 漆原さくら さんの限定酒ポストカード
④限定酒に合うペアリングメニューのレシピブック
⑤BenFiddich鹿山氏による日本酒カクテルレシピ

 

■保管と飲みごろ

保管温度:常温・冷蔵
保管場所:光が当たらず、温度変化の少ないところ
抜栓後:すぐに飲み切らず1ヶ月以上チビチビと飲んでも大丈夫です

<保管場所の例>
戸棚や押し入れ、クローゼットの中・冷蔵庫

【飲みごろと熟成】
いつでもOKです!このお酒はまだまだ育つとは思います!熟成するのであれば冷蔵庫がオススメです。

 

◼️笹一酒造のこと

笹一酒造は、1661年創業の山梨県大月市にある酒造です。笹一酒造は「旦(だん)」「笹一(ささいち)」という銘柄をメインにお酒を造っています。また山梨という土地柄、70年ほど前から「OLIFANT(オリファン)」というワインブランドもあり、日本でも珍しい(というか、唯一?)日本酒とワインを両方とも造っている酒造なんです。

旦は特約店限定酒ですが、非常に美味しいので見かけたら是非買ってみてくださいね。OLIFANTも非常に美味しくて、つけたろう家にはよく置いてあります。個人的オススメは「OLIFANT 甲州 シュール・リー」という白ワインです。

 

◼️笹一のこと

富士山に伏流水を使用した笹一の水は、その昔、明治天皇が東京から京都にご行幸の際に飲んでいた水で「御前水」と呼ばれたようです。その水で仕込んだお酒は、綺麗な味わいと、飲み終わりのキュッとした渋さがキレの良さを生み出し、スイスイと飲み続けられるお酒です。しかし、その酒質はしっかりとした芯の強さがあり、冷酒だけではなく常温や燗酒でも美味しくいただけます。食中酒としてもお料理を邪魔せず、オールマイティーに楽しめる稀有な銘柄のひとつだと思います。

 

◼️笹一をお届けする経緯

さて、今回の笹一をお届けするに至った理由が2つあります。

ひとつは「山梨の日本酒」をお届けすること。つけたろう酒店があるのは山梨県なのですが、山梨はどうしてもワインのイメージが強い県なので、全国で活動してると「山梨って日本酒あるんですか?」と度々聞かれました。山梨にも日本酒はあるんですよ〜(笑)山梨のワインの歴史は100年ちょっとなので、日本酒の酒造はそれよりもずっと古い歴史があります。

また、山梨県はミネラルウオーター生産量日本一のようです。水の美味しい地域であることは間違いなく、その水を用いた日本酒を是非飲んでみてもらいたいです。ワインは仕込みに水を使用しないので、水の美味しさを知るには日本酒がわかりやすいですね。

2つ目は「吟醸酒の熟成」をお届けすること。味や香りが華やかな「純米吟醸」や「純米大吟醸」などのお酒を熟成したらどうなるのか?もちろん個人で今まで実験をしてきましたが、1石(100升)単位の熟成というのは初めてでした。すぐに飲めるお酒も美味しくて好きなのですが、そうしたお酒を熟成すると全然表情が変わるんです。

そして笹一ならば熟成にもなんなく耐えられるだろうと思い、笹一酒造の蔵元である天野怜社長に相談したところ、蔵内で2年間熟成されていた吟醸酒を出してもらえることになりました。

さらには、つけたろうが最近引っ越した山梨県大月市にある酒造でもあります。引っ越してから初めてお届けするお酒、引っ越した先にある酒造のお酒、そして2022年の初めのお酒など、運命的なことが重なった笹一の熟成純米吟醸をみなさんに飲んでもらおうと決めました。

 

◼特別酒「笹一 熟成純米吟醸」

前述したように今回のお酒はまさに、熟成する前と後では印象が全然違うお酒。「つけラジ」や「つけとカンパイ」でお馴染みの喜屋武さんも飲んでみてびっくりしていました。口に入れた瞬間の味のインパクト、吟醸香と熟成香の融合、飲み終わりの収束していくキレが三位一体となって押し寄せてきて混乱します。

「これは、、、なんだ??????」と。笑

吟醸酒なのか?熟成酒なのか?
旨口なのか?辛口なのか?
濃醇なのか?食中酒なのか?

「だが、美味い。。」となるでしょう。笑

器によっても表情が変わるので、ワイングラスでも、ぐい呑みでも、湯呑みでも、好きな酒器でこの特別酒の好きな味と香りを探して欲しいです。

一体なぜ、こんなお酒に仕上がったのでしょうか?

はっきりとしたことは正直わかりませんが、今までの経験上、醸造してすぐに飲んで美味しいお酒を上手に熟成させると二律背反するような味わいになることがあります。それには酒質と熟成条件と熟成期間が大きく影響してきます。

すぐに飲める(すぐに飲んで美味しい)けど熟成もできる、低温で静置しておく、お酒の熟成に対して適切な期間内で熟成を終わらせる、こうした条件みたいなものが重なると面白いお酒が誕生します。

今回の笹一はまさに上記の条件が上手く合致したお酒でした。

また、もうひとつは笹一が元々すごく大きな蔵だということもあると思います。以前は1万石以上の醸造量を誇る酒造でした。しかし、時代の変遷とともに日本酒の消費量は落ちていき、量よりも質に経営の舵を切って現在の高品質なお酒に至っています。

今のようにビールやワイン、酎ハイなどがなかった時代はみんな酒=日本酒でした。また、現在のようなコンビニやスーパーなどはなく、いつどこでもお酒が手に入るわけではありませんでした。冠婚葬祭にも当たり前のように大量の日本酒が用意されている、そうした時代から移り変わり、お酒や流通が多様性を持つようになり、日本酒の飲まれる量は減っていきました。

笹一酒造は以前まで醸造機器として20キロリットルのタンクなどを使用していましたが、現在は人の手で仕込めるサイズにどんどん切り替え、醸造設備をほとんど刷新したようです。

こうした時代を乗り越えた現在の酒質は「雑味のない綺麗なお酒」です。大手がプライドをかけて高品質にシフトした至高の味とも言えます。

そんな吟醸酒を熟成してみました。未体験ゾーンに突入してみてください。

 

◼️オススメの飲み方

今回は、

  • 冷酒(ワイングラス・ぐい呑み)
  • 常温(お猪口・湯呑み)
  • 燗酒(平杯・湯呑み)

全ての温度帯でいただけますが、個人的なオススメは燗酒です。

 

■燗酒レシピ

ご準備いただくものは、

湯煎用のお鍋/デジタル温度計/徳利/平杯

こだわり編にチャレンジしていただく場合は、

湯煎用のお鍋/デジタル温度計/錫のチロリ/徳利/平杯です。

【レギュラーレシピ】

  1. ビーカーに120ml入れて、80°Cのお湯で湯煎する
  2. 58°Cまで温度が上昇したら、温めておいた徳利にそそぐ
  3. 温めた平杯にそそいで味わう

個人的には燗酒がすごくオススメです。甘みがより感じられるのに、後半の渋みがギュッとしめてくれるんです!より振れ幅が広くなって、「あゝ…美味い。。」となります。

【マニアックレシピ】

  1. 錫のチロリに120ml入れて、80°Cのお湯で湯煎する
  2. 59°Cまで温度が上昇したら、温めておいた徳利にそそぐ
  3. 3分間静置させる
  4. 温めた平杯にそそいで味わう

【レンチン燗レシピ】

  1. 徳利に120ml入れて、600Wで50秒レンジでチンする
  2. 親指で徳利の口を抑えて2回上下に振る(シェイク!)
  3. 平杯にそそいで味わう

 

◼️ペアリングレシピ

料理人のTETOTETOの井上豪希さんに、特別酒に合うペアリングレシピを作ってもらいました。※別紙のペアリングレシピ参照

  • ペアリングレシピ:冷奴
  • マニアックレシピ:山椒オリーブオイル冷奴

購入して合わせられるものは「冷奴」です!井上さんが市販品の中から探してくれたペアリングなので、非常に美味しいです!

 

◼️カクテルレシピ

2021年Asia Best Bar50にて第9位に選ばれた「Bar Ben Fiddich」の世界的バーテンダー・鹿山博康さんに、特別酒専用の日本酒カクテルを毎月考案いただいています!

「玉露笹一」※カクテルレシピはお酒に同梱

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