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2022.02.27 Sun 特別酒吟醸みりんmm

世界初の「吟醸みりん」をつくるためにもち米を7俵買った話 1/4

特別酒の裏側

みりんの餅米も吟醸酒のように磨いたら、綺麗な味わいになるのだろうか。

すべてはその単純な好奇心からはじまりました。

調べてみても、たくさん磨いたもち米で造られたみりんは存在しないようです。

一体どんな味になるんだろう・・・!体験してみたい・・・!

つけたろうはみりんが大好きで、今までいろんなみりんを飲んできました。

一般的なみりんのもち米は90%精米。(玄米から10%磨いた米)
僕が特に好きな「飛鳥山 本みりん」でも80%精米。(玄米から20%磨いた米)

実際に80%精米のみりんは綺麗な味わいになるんです。

でも、これを吟醸酒のように、60%まで精米したらどうなるんだろう?
「吟醸みりん」とでも呼べばいいのかな?

体験してみたい体験してみたい体験してみたい体験してみたい体験してみたい体験してみたい体験してみたい体験してみたい体験してみたい体験してみたい体験してみたい体験してみたい体験してみたい!

飲んでみたい飲んでみたい飲んでみたい飲んでみたい飲んでみたい飲んでみたい飲んでみたい飲んでみたい飲んでみたい飲んでみたい飲んでみたい飲んでみたい飲んでみたい飲んでみたい飲んでみたい!

そこで、思い立って2020年11月頃に「飛鳥山 本みりん」の醸造元である杉井酒造の杉井社長に相談してみました。

「造ることはできます。そんなみりんは聞いたことないですし、おそらく日本初、ということは世界初ですね。」

 

結論からいくと”高精白のもち米を用意できれば”オリジナルの吟醸みりんを醸造していただけるそう!

しかし、吟醸みりんを実現させるにはハードルがあります。

  • もち米を少量で60%まで磨いてくれるところがない
  • もち米をたくさん磨く前例がないので情報が出てこない
  • もち米は割れやすいのでたくさん磨けないかも

場所がなく、前例もなく、失敗する可能性もある。

酒造にお願いして実現するにはリスクが高すぎるので、自分でお米から購入して、吟醸みりんに挑戦することにしました。

この挑戦の1番の問題は「精米してくれるところ」を探すこと。

実は1人そんなめちゃくちゃな話に付き合ってくれる人が頭に思い浮かんでいて、もしかしたら…と淡い期待を胸に、大和川酒造店の佐藤杜氏に相談してみました。

※大和川酒造店は醸造している全量の7割が、自社田よるお米を自社精米機で磨いてお酒にしているんです。佐藤杜氏は米作りから、精米、醸造まで一貫して携わっているんです。

て:佐藤杜氏
つ:つけたろう

つ「てっちゃん、もち米を60%まで磨いてもらえないかな?」
て「も、もち米?笑」
つ「うん、みりんも吟醸酒みたいに磨いたらどうなるのかなって笑」
て「面白いし、協力したいけど、ウチでは難しいなぁ。量が少なすぎて」
つ「そ、そうか。。そうだよね。。」

 

て「ただ、福島県内の施設で少量精米をできるところがあるから、そこだったらもしかしたらできるかもしれない。よかったら、そこで俺がやってみようか?」
つ「ネ申・・・・・・!涙」
て「いいよ、いいよ。俺もどうなるのか興味あるし」

 

こうして、つけたろうの購入する滋賀県産の「羽二重糯」という高級品種のもち米7俵は、

滋賀→福島(精米)→静岡(醸造)

という旅をして、みりんになることになりました。

 

▼続く
世界初の「吟醸みりん」をつくるためにもち米を60%まで精米した話

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▼ラジオ:杉井酒造の蔵元 杉井均乃介さんとお話しました

  1. 吟醸みりんを口にした喜屋武さんが思わず涙・・・?
  2. 【ゲスト:杉井酒造 蔵元 杉井均乃介さん】前編:国内外の賞を受賞する清酒蔵が、なぜ吟醸みりんを作れるのか?
  3. 【ゲスト:杉井酒造 蔵元 杉井均乃介さん】後編:世界初の吟醸みりんはいかにして造られたのか

 

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